なぜクリスマスツリーに装飾するのか
2017.07.26

シルエットクリスマスシーズンになると、各家庭はもちろん、街のいたるところで、さまざまな装飾をしたクリスマスツリーを見ることができます。夜には電飾が付き、キラキラと夜の街を輝かせます。でも、なぜクリスマスツリーに装飾をするようになったのでしょうか。クリスマスツリーはもともと、長い冬が始まる前に行うお祭りで、針葉樹であり、冬の間も枯れずに立っている生命力を持つ樫の木を使ったことが起源とされています。しかし、樫の木は横に枝葉を広げるタイプの木であったため、家の中に飾るには向いていませんでした。
その後、キリスト教の布教により、同じ針葉樹で冬も枯れずに越すことができるモミの木が、樫の木に変わって使われるようになりました。三角形はキリスト教で大切な形とされ、神様と人間、聖霊を表します。モミの木は横から見ると三角形をしているため、キリスト教と関連づけられ、樫の木に変わって使われるようになったのです。
キリストの三角形では、上の頂点が神、下の2つが人と聖霊を意味します。そのため、頂点には星の装飾をするようになりました。クリスマスツリー自体に装飾をするのは、モミの木に妖精が住んでいると信じられていた頃、妖精が他の場所に行ってしまわないよう、ずっとモミの木に住んでいてくれるように装飾したのが始まりと言われています。
家の中にクリスマスツリーを飾るようになったのは、16世紀のドイツが始まりです。クリスマスイブの夜に神学者が森を歩いていると、モミの木の葉の間から、たくさんの星が輝いて見えたそうです。その美しさに感動した神学者は、子供達に同じ景色を見せてあげようと、モミの木を家の中に飾り、星の代わりに蝋燭に火をつけたものをオーナメントのようにつけたのだそうです。そこからクリスマスツリーを家の中で飾る習慣が始まり、さまざまな装飾をしてクリスマスを祝うようになりました。
その後、ドイツからアメリカに渡った移民たちがクリスマスツリーを飾って祝っていたことからアメリカ全土にも、クリスマスツリーの風習が広がり、イギリスでは、19世紀にヴィクトリア女王と結婚したアルバート公がドイツの出身だったことから、クリスマスにはクリスマスツリーを飾りはじめ、イギリス全土にその風習が広がっていったと言われています。日本も初めてクリスマスツリーが飾られたのは、19世紀だと言われています。プロセイン王国の公館から始まり、築地大学、大きな商店とクリスマスツリーを飾る風習が少しずつ広がっていきました。

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